ウェブを主体に開発、制作しているエンジニアにとって、検索エンジンはなくてはならないものです。
逆に使いこなせていないのであれば、イケていないエンジニアです。
セキュリティパッチなど例えとして分かりやすいですね。
緊急対応が必要なものなどはニュースにもなりますが、実はそれって既に発表から1~2日経っている場合が殆ど。ネット上のニュースサイトでも同様です。
これは極端な例かもしれませんが。
巷でよく使われているWordPressなどもそうですね。
どんどんバージョンアップされていますが、それをいちいち取り上げてくれるメディアなんてございません。
でも、本家サイトに行けばすぐにそういった情報を得る事が出来ますし、どういった機能が新たに実装されたのか、どういう問題が修正されたのか、そしてどのように使えばよいか、といったエンジニアにとって必要な情報をすぐに得る事が出来ます。
WordPress解説本などございますね。
これらはWordPressを使った事の無い人が概念として理解し、とっかかりとして利用するにはとても良いものです。
しかし、そこから一歩踏み込んで何かをしようとするのであれば、残念ながらその本はお役御免です。
本のもう1つの欠点は。
著者がまとめるまでに、どんなに早くても数か月は経っているという事。
その間に技術はどんどん進歩して、せっかくまとめて頂いた情報が古くなっている可能性があります。
もちろん、「O'Reilly」本のような、より深く掘り下げた技術書もございますから、単に使う以上の目的をもっている人にとって、そのような本はとても重要なツールとなります。
ただ、我々が取り組んでいる仕事の主体は「アプリケーションエンジニアリング」。
様々なツールを組み合わせ、必要に応じカスタマイズしながらシステムを構築するわけですから、特定の技術に特化した情報よりも、実践で使われている人たちが発信している情報を得た方が何倍も役に立ちます。
そのような生きている情報を得られる「検索エンジン」は他に代え難いツールなのです。
これも検索エンジンの大きなアドバンテージです。
つい先ほどもお客様からの依頼事項であったのですが。
お客様が過去制作されたサイトで使われているFlashコンテンツから画像を抽出し、サイトリニューアルの素材として使いたい、という問い合わせがございました。
ご存知の通り、Flashは5年ほど前までは頻繁に使われておりました。
しかし、HTML5がメインとなってからはFlashの優位性も薄れ、今となっては積極的に使われることのない衰退した技術となってしまいました。
Flashを知っている技術者も、今となってはそう多くありません。
ただ、Flashというものがどういうものか、という概念を理解できるのがエンジニア。
仮に知らなくても、検索すればエンジニアなら理解できます。
Flashの実体(swfというファイル)が、画像やテキストといったコンテンツ、それらを動かすプログラムから出来ているという事が理解できれば、あとはそれをリバースエンジニアする方法を探せばよいわけです。
そこで、検索したキーワードが「swf 画像 抽出」。
これで解決です(笑)
上の例で「swf 画像 抽出」というように日本語で検索しておりますが。
当然ですが期待した結果を得られない場合も多々あります。
しかし、そこで諦めるにはまだ早すぎます。
この世の中で圧倒的に使われているのは「英語」。そう、英語であれば得られる情報は圧倒的に増えます。
日本で話題になっていない内容であっても、英語圏の人が取り上げている可能性はグンと高くなります。
英語で調べてください。
もちろん結果も英語ですから、最低限readingのスキルは必要です。
でも大丈夫、無償で使える翻訳ツールは多々あります(適当な結果になりますが気にしない)。
readingスキルといっても、英単語さえわかればそこそこ意味は分かるものです。
ですが、残念なことに日本人はとにかく英語アレルギーが多い。
エンジニアであっても例外ではありません。
検索結果が英語だから、とスルーしてしまう人をよく見かけるのです。
これは勿体ない。
ちょっとの辛抱なので英文を読む努力をしてみてください。すぐに慣れますから。
エンジニアにとって自分で調べて解決する、という能力は最低限必要なものです。
その手助けをしてくれる強力なツールが「検索エンジン」なのです。
なにはともあれ、少しでも分からない事があったらまずはググって下さい。
ググって期待通りの結果を得られなったら、キーワードを少し変えて調べましょう。
英語のコンテンツも逃さずチェックしましょう。むしろ積極的に探してください。
検索エンジンは宝の山ですから。
理念
私たちが開発したシステムやサービスを通じ、物心両面から豊かになってもらう。そして人生を楽しんでもらう。そこに私たちが存在する理由があります。
日々新たな製品・サービスを開発・ご提供し、最後まで誠意をもって取り組んで成果を出す。
ご縁を頂いた方やその先の人達に安心と満足をご提供出来る様、誠心誠意取り組んで参ります。